2年ぶりのリアル開催が近づいている東京オートサロン2022。その東京オートサロンと並ぶ規模のチューニングカーショーといえば、2021年11月にラスベガスで開催されたSEMAショーに違いないだろう。SEMAショーの開催は北米ながら、レイズのホイールを装着する車両が数多く展示されていた。そこで現地ブースと会場内の模様を振り返る。
まず、レイズブースには最新型となるシボレー『コルベット(C8)』、フォーミュラDで活躍するトヨタ『GRスープラ』、さらに近年チューニングベースとして注目されているテスラ『モデル3』の3台が展示された。
コルベットにはボルクレーシング G025をマッチング。日本市場ではCセグメントやスポーツカーへの装着が多いが、コルベットに装着することでG025の特徴である極細のスポークがスポーティーさを引き立てていた。
G025の特徴は先述したスポークの細さ(最細部で5mm)と、センター部分を中心に施される独特なホール形状だ。センター部やスポーク部は応力の集中するポイントであるが、レイズでは5軸加工機によって強度を保ちながら不要な部分を肉抜きした意欲作。サイズも18インチ〜20インチ、PCDも100、114.3、120と国産車から輸入車まで幅広い車種に合わせることができる。まさにボルクレーシングらしいホイールいえるだろう。
となりに並ぶGRスープラは、ドリフトのプロシリーズであるフォーミュラDに参戦する具志堅士郎選手のマシン。展示車車両にはグラムライツ 57XRをマッチング。リムオーバーの細身な2x6スポークによる伸びやかなスタイリングで、王道のデザインとドリフト競技に特化したディティールを持つホイールだ。
ドリフトの世界では競技の特性上、タイヤのグリップを稼ぐために極端に低いタイヤの空気圧にセッティングを行うことがある。ともするとタイヤがフランジ部から外れてしまうため、それを防ぐためにローレット加工に加えてEH2+のハンプ形状が採用されているのも特徴だ。
さらに、ブースにはレイズの最新のホイール群が展示されていた。クロカンや4WD車両をターゲットとしたボルクレーシングTE37XT SLやホムラ 2X10BDのマットガンメタカラーを初披露。すでに国内では販売されているボルクレーシング NE24も、北米では初めての展示となった。
また、同社の代表的なホイールであるボルクレーシングTE37やCE28などの装着車両も屋外会場に展示。その他にも数多の車両がレイズホイールを装着しており、歴史あるモデルから最新モデルまで海を超えて多くのカーガイに支持されていた。最新モデルの発表は東京オートサロン2022でお披露目の予定。レイズブースは西ホール202、254となるので、気になる人は足を運んでみるといいだろう。
北米のチューニング市場で圧倒的に支持されるレイズのホイール、SEMA 2021の様子をプレイバック
2022年01月11日(火) 11時30分
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