BMW 5シリーズ《写真提供 ビー・エム・ダブリュー》

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は12月9日、『5シリーズ』など、27車種の可変バルブタイミングシステムの調整ユニットにおいて、ボルトの強度が不足しているため、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。

対象となるのは2009年9月3日〜2011年9月13日に生産された 『1シリーズ』、『3シリーズ』、『5シリーズ』、『6シリーズ』、『X1』、『X3』、『X5』、『Z4』の27車種、1万0532台。

インテーク側及びエキゾースト側の可変バルブタイミングシステムの調整ユニットにおいて、ボルトの強度が不足しているため、当該ボルトが破損することがある。そのため、システムが適切に作動せず、エンジン警告灯が点灯しエンジン不調となり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある。

改善措置として、全車両、当該ボルトを対策品に交換する。また、当該ボルトに緩みや破損がある場合は、対策品のボルトを組み込んだ新品の調整ユニットに交換する。

不具合件数は24件数で、事故は起きていない。

BMW 3シリーズ《写真提供 ビー・エム・ダブリュー》 改善箇所《画像提供 国交省》