ヤマハ トリシティ125《写真撮影 真弓悟史》

ヤマハ発動機のフロント2輪のLMW(Leaning Multi Wheel)モデル『トリシティ125』。2月におこなわれたモデルチェンジでは、エンジンの最適化、そして足回りの新設計により乗り心地が向上した。そんなトリシティ125を写真とともにご紹介。

◆「LMWアッカーマン・ジオメトリ」初採用
今回のモデルチェンジでは、BLUE COREエンジンを平成32年排出ガス規制に適合させて搭載。新作シリンダーヘッドを採用し、コンパクトな燃焼室を形成することで、従来の10.5:1から11.6:1(155のみ)へと圧縮比を高め、高効率燃焼を実現。吸気バルブは20.5mm径へと拡大し、良好な吸気効率を確保。シリンダーヘッドは、冷却経路を最適化し信頼性の向上を図っている。

また、始動時はスターターモーターとして、走行時はジェネレーターとして機能する「スマートモータージェネレーター」を採用。スターターモーターと減速ギアが不要となり、軽量・コンパクト化と静かなエンジン始動を実現している。さらに信号待ちなどで自動的にアイドリングを停止し、再発進時には静かな始動できる「ストップ&スタートシステム」を採用。再発進はスロットルグリップを回すことで、瞬時にエンジンが掛かり滑らかに発進できる。

目玉は新設計のフレームと足回りだ。大型スポーツタイプのLMWモデル『ナイケン』や『トリシティ300』で実績のある「LMWアッカーマン・ジオメトリ」を新たに専用設計し採用。フロントサスペンション周りとのバランスを最適化し、自然な操縦性と接地感を実現。快適で質感ある乗り心地をもたらし、押し歩きもスムーズとなった。

新フレームは縦剛性、ねじり剛性を強化しつつ、適度なしなりを確保。エンジン搭載位置などのバランスを整え、上質感があり自然なハンドリング、優れた直進安定性、乗り心地を支える。またホイールベースを1350mmから1410mmへ延長したことにあわせ、リアサスペンションはショックアブソーバーの全長を延長。バネレート及び減衰力を最適化することで、上質感があり落ち着いた走行性をもたらしている。

また、専用アプリ「ヤマハモーターサイクルコネクト(Y-コネクト)」に対応。スマートフォンの通知や、電話・メールの着信、スマートフォンのバッテリー残量などを車両メーターに表示できるほか、スマートフォン画面のサブメーターとして利用し、エンジン回転数、スロットル開度、エコ運転状況などを表示できる。

このほか、ノブ操作だけでエンジン始動が可能な「スマートキー」、新デザインのメーターパネル、フットスペースの前後長を約20mm延長した「フットボードスペース」、操作しやすい「タンデムフットレスト」、照射範囲を拡大した「ヘッドランプ」など、日常使いに便利な機能を充実させた。

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