F1:オラクル・レッドブル・レーシング《写真撮影 高木啓》

ホンダは1月10日、2025年のモータースポーツ活動計画を発表した。四輪モータースポーツにおいて、国内外の主要カテゴリーに幅広く参戦する方針を示している。

F1では、2025年がホンダにとってレッドブルとの参戦が最終年となる。オラクル・レッドブル・レーシング(RBR)とビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラ・ワン・チーム(RB)に対し、チームパートナーとして技術支援やマーケティング協力を実施する。ホンダ・レーシング(HRC)がパワーユニット(PU)のESS以外のコンポーネントを製造し、レッドブル・パワートレインズへ供給する。

2023年シーズン、RBRは22戦中21勝という新記録をF1史に刻み、2024年はマックス・フェルスタッペン選手がドライバーズタイトル4連覇を成し遂げた。2025年も引き続きチャンピオン獲得を目指す。また、F1参戦5年目を迎える角田裕毅選手の活動も支援を継続する。

国内レースでは、スーパーフォーミュラとSUPER GTに参戦を続ける。スーパーフォーミュラでは、2024年にチームチャンピオンを獲得したDOCOMO TEAM DANDELION RACINGが2025年もドライバーズチャンピオンを含めた頂点を目指す。SUPER GTでは、GT500クラスに「CIVIC TYPE R-GT」を投入し、チャンピオン獲得に挑戦する。

北米では、インディカー・シリーズに参戦する5チームにHonda Racing Corporation USA(HRC US)を通じてパワーユニットを供給する。IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTPクラスには、HRC USが供給するアキュラブランドのマシン「ARX-06」2台が参戦する。

HRC USの役割拡大により、人材育成と技術開発の両方を加速させる。さらに、太田格之進選手がデイトナ24時間レースを含む3大会に参戦する。

ホンダは2025年、国内外の様々なカテゴリーで勝利を目指し、モータースポーツ活動を展開していく。

F1:オラクル・レッドブル・レーシング《写真撮影 高木啓》 F1:オラクル・レッドブル・レーシング《写真撮影 高木啓》 SUPER GT:シビックタイプR-GT《写真撮影 高木啓》 スピーチに立ったホンダレーシングの渡辺康治代表取締役社長。向かって右は本田技研工業統合地域本部日本統括部の高倉記行統括部長《写真撮影 高木啓》