オートワン「愛犬くん」《撮影 石川徹》

1月31日から2月2日まで幕張メッセで行われたアウトドアの趣味や遊びを提案する展示イベント、「ジャパンキャンピングカーショー2020」。ここには大型で本格的なキャンピングカーだけでなく、ユニークなコンパクトモデルもディスプレイされていた。

神奈川県で軽自動車を専門に多目的なカスタマイズを行っている「オートワン」のブースで目についた「愛犬くん。スズキ『エブリイ』軽ワゴンベースのこのモデルは、四輪駆動または二輪駆動が選択できる。

5速マニュアルトランスミッション(MT)、4速オートマチックトランスミッション(AT)、およびクラッチとシフト操作を自動で行う5速オートギヤシフト(AGS)トランスミッションとの組み合わせが可能で、オーナーの使い方に応じたパワートレインが選べるようになっている。


軽キャブバンの中でNo.1(スズキ調べ)という広い荷室サイズを活用して、大人2人とペット2匹が車中泊できるモデルとして開発したとのことだ。フルフラットになるベッドスペースは、最大で198センチ x 126センチ。もちろんペットのサイズにもよるが、トイプードルやマルチーズなどの小型犬はもちろん、柴犬など比較的サイズの大きい2頭と一緒でも、数泊は無理なくできそうな広さがある。

また、屋根に取り付けられた30Wのソーラーパネルからの電力で稼働する標準装備の温度センサー付きベンチレーター(換気装置)が自動的に換気を行うため、暑さに弱い愛犬にも安心な環境が確保できるだろう。

収納式の足洗いトレイやシャワー、ケージ用スペース、天井/床下収納や換気用の出窓など細かい心配りもされており、快適な愛犬とのお出かけをサポートしてくれそうだ。

この「愛犬くん」、家電製品を無理なく使用でき、災害時にも強い「給電くん」をベースにしている。したがって、100V電源用外部電源ソケットや700Wのインバーターを通してヘアドライヤーなども使用可能なため、出張トリミングにも使えそうだ。

その他、格納式のテーブルやトレイ、シンク、カセットコンロなど、キャンピングカーに必要な機能は一通り備えられている。さらに、より大容量のインバーター(1200W、2000W)や予備バッテリー(70A、100A)、ドアやリヤゲートを開けたまま寝られる防虫ネット、オーニングや給排水タンクなどのオプションも豊富に用意されているのが特徴だ。

オートワン「愛犬くん」《撮影 石川徹》 オートワン「愛犬くん」《撮影 石川徹》 オートワン「愛犬くん」《撮影 石川徹》 オートワン「愛犬くん」《撮影 石川徹》 オートワン「愛犬くん」《撮影 石川徹》 オートワン「愛犬くん」《撮影 石川徹》 オートワン「愛犬くん」《撮影 石川徹》 オートワン「愛犬くん」《撮影 石川徹》 オートワン「愛犬くん」《撮影 石川徹》 オートワン「愛犬くん」《撮影 石川徹》 オートワン「愛犬くん」《撮影 石川徹》