
スズキは、モトクロス競技車両の4ストローク249cc『RM-Z250』の2026年モデルを12月23日より発売すると発表した。新たなメーカー希望小売価格は85万8000円(税込)。
主な変更点は、カラーリングの変更とメーカー希望小売価格の変更となる。新カラーは「チャンピオンイエローNo2」。スズキのモトクロッサーらしい個性をさらに強調するものとなった。
「RM-Z250」は「The Winning Balance」をコンセプトに、「走る、曲がる、止まる」の高次元でのバランスを追求したモデルだ。
デザイン面では、スズキ独自のクチバシをイメージさせる「BEAK DNA」を継承。フロントフェンダーからラジエーターシェラウドまでつながるダイナミックなラインが、マシンが持つシャープさと速さを表現。
エンジンは、吸気ポート形状の見直しなどシリンダーヘッドの変更による出力向上を図った。ツインインジェクターを採用し、抜けの良い構造により低中速から高速域までバランスが良い排気システムを実現している。
注目の装備として、スズキホールショットアシストコントロール(S-HAC)を搭載。待機中のエンジン回転数にリミッターを採用し、スタート前のライダーを強力にアシストする。A/B/オフの3つのモードから選択が可能で、スタートからその後の状況を3つに分解し、各段階において最適化を実現した。
フレーム、スイングアーム、フロントフォーク、エンジン搭載位置を最適化することで優れたコーナリング性能を実現。サスペンションには、フロントにKYB製のコイルスプリングを採用し、路面追従性とメンテナンス性に貢献している。リアサスペンションには軽量なスプリングを採用し、優れた吸収性とコントロール性を重視してライダーの疲労低減に貢献する。


