中田島砂丘の清掃活動《写真提供 スズキ》

スズキは、船外機事業60周年記念活動の一環として、世界34か国・地域で海洋清掃活動「Ocean of Tomorrow: Universal Clean-up Day」を一斉実施した。

この活動は、スズキが2011年から継続している「スズキクリーンオーシャンプロジェクト」の一環として実施された。今回は初の世界一斉清掃活動となり、海外を含む代理店や販売店だけでなく、地域の教育機関や自治体とも連携して行われた。

参加規模は総計約2800名に達し、これまでの個別清掃活動を上回る過去最大の活動となった。スズキはこれまでに海外95代理店、累計2万1000名以上がこの清掃活動に参加してきた実績がある。

マリン事業本部長の三嶋秀一常務は「スズキの船外機は、水上での『楽しさ』と『働く』を支える頼れるパートナーとして、世界中で愛用いただいている。これからも豊かでクリーンな海洋環境への貢献を目指し、スズキクリーンオーシャンプロジェクトを推進していく」とコメントした。

スズキクリーンオーシャンプロジェクトでは、世界清掃活動に加えて、プラスチック梱包の削減やマイクロプラスチックの回収活動も推進している。2020年より開始したプラスチック梱包の削減では、本体および部品梱包の合計で112トン超を生分解性素材へ切り替えた。

さらに2021年からは100hp、115hp、140hpモデルにマイクロプラスチック回収装置を標準搭載している。

スズキの世界一斉清掃活動「Ocean of Tomorrow: Universal Clean-up Day」《写真提供 スズキ》 スズキクリーンオーシャンプロジェクト《写真提供 スズキ》