
大和自動車交通とニューステクノロジーは、両社が提供するプレミアムハイヤーサービス「TOKYO CHAUFFEUR SERVICE」において、レクサス『LM』を使用した都内桜名所巡りプラン「SAKURA RIDE PLAN」の予約販売を開始すると発表した。
2024年の訪日外国人数が過去最高を記録する中、特に春の桜シーズンは人気が高く、3月だけで300万人を突破し308万1600人が日本を訪れている。この需要に応えるべく、「SAKURA RIDE PLAN」では、3時間程度かけて都内の桜の名所を巡る体験を提供する。
プランには昼コースと夜コースの2パターンが用意され、車内ではビールやシャンパン、桜のお菓子やおつまみをオプションで提供。また、座席前の大型ビジョンで桜をイメージした映像を放映し、移動中から桜気分を味わえる空間を演出している。さらに、乗車した人限定で桜仕様の乗車記念証も配布される。
「TOKYO CHAUFFEUR SERVICE」は2024年11月にサービスを開始して以来、5社の都内高級ホテルと提携し、訪日客や国内富裕層を中心に利用実績を伸ばしている。2024年11月と2025年2月を比較すると、全体の配車件数は約2.6倍に増加。利用内訳では、ホテルと空港間の送迎が半数以上を占める一方、観光利用へのニーズも発生している。
特に海外富裕層を中心に数日間の貸切予約を希望する声も寄せられており、訪日外国人旅行者の観光需要の多様化に伴い、シティユースサービスのニーズが着実に拡大していることがうかがえる。
このサービスは、語学堪能且つ東京シティガイド検定を保有するドライバーが専属で目的地まで送迎するほか、都内のランドスポットの観光案内もリクエストに応じて可能となっている。
訪日外国人数の急増と観光需要の多様化を背景に、高級移動サービス市場は今後さらなる成長が期待される。「SAKURA RIDE PLAN」は、そうした需要に応える新たな選択肢となる。


