
ロシアのソラーズグループは7月8日、エラブガ工場で新型ミニバン、ソラーズ『SP7』の量産を開始したと発表した。
ソラーズSP7は、家族向けとビジネス向けの両方に対応する現代的で革新的な自動車として開発された。エルゴノミクスを重視した設計で、高い快適性と先進的な安全システムを備えている。
車両には237hpのガソリンエンジンを搭載し、ユーロ6環境基準に適合している。トランスミッションには8速オートマチックを採用した。
シリノフ会長は「ソラーズグループは、ロシア市場初のガソリンエンジン搭載現地生産ミニバンを投入する。SP7プロジェクトは単なる完全サイクル生産ではなく、段階的な現地化の深化を目指している」と説明した。現地化には、パワートレインや安全部品、車体プレス部品、電子機器、内外装部品が含まれる。
現在、顧客は2つのバージョンから選択できる。7人乗りフルサイズミニバンと4人乗りビジネスクーペだ。
基本装備には、6つのエアバッグ、先進マルチメディアシステム、デジタルメーターパネル、独立型クライメートコントロール、キーレスアクセスシステム、スマートフォン用ワイヤレス充電、LED照明、電動スライドドアとテールゲートが含まれる。運転席と助手席、2列目の独立シートには幅広い電動調整機能、シートヒーター、ベンチレーション、マッサージ機能を装備。3人掛けリアシートは、ベッドに早変わりする。
4人乗りビジネスクーペは、より広々とした室内に追加の遮音・防振対策、高品質素材の内装、ダイナミック照明、パーティション付きフルサイズスクリーンを備えた独立マルチメディアシステム、個人用タブレットからの室内機能制御を特徴とする。
ソラーズSP7には電子運転支援システムも搭載される。360度カメラ、アダプティブクルーズコントロール、前方衝突警告システム、ドライバー疲労監視システムなどが含まれる。
この新型ミニバン、SP7の販売開始は2025年秋を予定している。
