ランチア・イプシロン HF《photo by Lancia》

ランチアは6月7日、『イプシロンHF』と『イプシロン・ラリー4 HF』の開発に、1988〜1989年にWRC(世界ラリー選手権)を制したミキ・ビアシオン氏が参画すると発表した。

2025年には、240hpの電動モーターを搭載した高性能モデル、イプシロンHFが発売される予定だ。また、ランチアは2025年、若手ドライバーの育成を目的としたイプシロン・ラリー4 HFを投入し、ラリー界に公式に復帰する。この2つの新モデルは、5月末にプレビューされ、ランチアのモータースポーツへの強い結びつきとその歴史的な成功を強調した。

ビアシオン氏は、ランチアの歴史において象徴的な存在であり、15回の世界ラリー選手権、3回のコンストラクターズおよび耐久世界選手権など、多くのタイトルを獲得している。彼は1980〜1990年代にかけて、ランチアの名を世界に広めた最も成功したイタリア人ドライバーだ。

ランチアブランドのルカ・ナポリターノCEOは、「ミキ・ビアシオン氏は、ランチアの歴史的なスポーツの成功に大きく貢献した人物であり、彼の経験は新モデルの開発において非常に重要」とコメントした。

ミキ・ビアシオン氏は、「イプシロン HFのセットアップとハンドリングの調整に参画できるのは光栄。また、イプシロン・ラリー4 HFの性能向上にも貢献できることをうれしく思う」と語っている。

ランチア・イプシロン HF《photo by Lancia》 ランチア・イプシロン HF《photo by Lancia》 ランチア・イプシロン 新型の「Rally 4 HF」《photo by Lancia》 ランチア・イプシロン 新型の「Rally 4 HF」《photo by Lancia》