フォルクスワーゲン・パサート・ヴァリアント 新型のプロトタイプ《photo by VW》

フォルクスワーゲン(Volkswagen)は8月23日、ミドルクラスワゴン『パサート・ヴァリアント』の新型と小型SUV『ティグアン』の新型に、新開発の「DCC Pro」サスペンションを設定すると発表した。

両新型の電子制御サスペンションは、より快適でダイナミックさを追求する。新型のベースとなる「MQB evo」車台では、新世代のアダプティブサスペンションコントロール「DCC」に、2バルブショックアブソーバーを備えた「DCC Pro」がオプション設定される。このシステムは、ステアリング操作、ブレーキ操作、加速操作などのパラメーターを考慮しながら、路面や走行状況に反応する。理想的なダンピングをホイールごとに計算し、ショックアブソーバーを0.1秒単位で調整する。ドライバーは、好みに合わせてDCCを調整することができる。

さらに、最新の『ゴルフGTI』に採用したビークルダイナミクスマネージャーを標準装備しているのも、新型の特長になる。このシステムは、電子制御ディファレンシャルロック(XDS)の機能と、DCC Proシステムの制御ショックアブソーバーのラテラル・ダイナミクス・コンポーネントを制御する。ビークルダイナミクスマネージャーのおかげで、ホイールに応じたブレーキ介入とショックアブソーバーの硬さのホイール選択的調整により、ハンドリングはよりニュートラルで安定し、俊敏かつ正確になる、としている。

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