国内最大級のバイクの祭典、「第50回 東京モーターサイクルショー」が東京ビッグサイトで3月24日開幕。13時より一般入場を開始した。過去最大となる166社が出展し、26日までの開催。国内外メーカーの話題の新型車の発表をはじめ、アクセサリーやファッションの展示、イベントなどで賑わう。
テーマは「＃バイクでつながる」。現二輪ユーザーだけでなく、次世代にも目を向け「バイクを通じて、人、モノ、コトなどが、多様につながる機会を創出し、「見て、体験して、感動できる」ショーを目指す」としている。
ホンダは発売したばかりのスクランブラースタイルの新型スポーツモデル『CL500』『CL250』を初公開。さらに大型アドベンチャーバイク『XL750トランザルプ』や、市販予定の電動スクーター『EM1 e：』を出展。さらにバイク人気を受け、初心者向けの講習やイベントなどを開催することでバイクファンの創出をめざす。
こうした取り組みはヤマハ発動機も積極的。ヤマハ独自のライディングスクール「YRA」のバリエーション展開や、ファンミーティングの開催を増やすなど、初心者・ベテランを問わないユーザー＝ファンの輪を広げる動きはバイク業界共通の課題となっている。そのヤマハは初心者からリターンライダーまで、気軽に乗ることができる小排気量125cc/155ccバイクの拡充を図る。今回のショーでは125ccクラスのバリエーションとして『YZF-R125』、『MT-125』、『XSR125』など市販予定車を目玉に展示した。
カワサキは日本初公開となるスーパースポーツモデル『Ninja ZX-4RR』や、15年ぶりの復活となるアメリカンバイク『エリミネーター』の展示で盛り上げる。スズキは「ワクワク感」をイメージしたブース展開で、新開発の800ccエンジンを搭載する『GSX-8S』や『Vストローム800DE』などをはじめ、バラエティ豊かなラインアップで魅力を発信する。
このほかハーレーダビッドソン、トライアンフ、ロイヤルエンフィールド、BMWといった海外の老舗バイクブランドから、カスタムショップ、新興EVブランドまで様々なバイクたちがビッグサイトを彩っている。
