BMW i5 ツーリング プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

BMWの主力モデル『5シリーズ』の電動バージョンとなる『i5』。これまでi5セダンの開発車両はキャッチしていたが、今回はワゴンモデルの『i5ツーリング』を初スクープだ。スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。

これまでi5セダン開発車両はキャッチしていたが、ツーリングは初。ボディサイドに貼られた「Electrified Vehicle」(電化された車両)のステッカーがICE(内燃機関)でないことを示している。

フィンランド北部で捉えたプロトタイプは、詳細は不明ながら流線型のシルエットが確認できる。なだらかに傾斜したルーフ、リアエンドに向かって上昇するダイナミックなベルトライン、その下にはエッジの効いたショルダーラインも見てとれる。ドアハンドルはフラッシュマウントタイプだ。また足回りには赤いキャリパーを備えるブレーキシステム、ツートンカラーのホイールも見ることができる。

フロントにはわずかに拡大されたワイドグリルを装着し、垂直エアカーテンの上にはボディサイドへ伸びるスリムなヘッドライトが配置されている。『7シリーズ』のような二段式のスプリットヘッドライトは見送られたようだ。

一方リアは、刷新されたLEDテールライトの一部、外側の端がカーブした新設計のリアウィンドウ、丸みを帯びたテールゲートなどが確認できる。

キャビン内はセダンと共通で、新しいステアリングホイール、アップデートされたスイッチ類、およびコンパクトなシフターが装備される。また12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、14.9インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイが追加されることが濃厚だろう。

次期型5シリーズツーリングには、最高出力380ps、最大トルク519Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを含むさまざまなエンジンが用意される。一方、i5ツーリングでは、『iX』と同様のパワートレインが予想され、111.5kWhのバッテリーパックを搭載、デュアルモーター全輪駆動システムにより最高出力540psを発揮するとみられる。

i5シリーズは、セダンが2023年内にデビューするとみられ、ツーリングは2024年と予想される。

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