トヨタ ノア (2020年)《写真提供 トヨタ自動車》

トヨタ自動車は6月1日、トヨタ『ノア』などハイブリッド車10車種について、一時的なパワー低下が発生するおそれがあるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、トヨタ『ノア』『ヴォクシー』『エスクァイア』『シエンタ』『プロボックス』『ジャパンタクシー』『アクア』『プリウスα』、レクサス『CT200h』、ダイハツ『メビウス』の10車種で、2020年11月27日〜2021年4月14日に製造された2万4162台。

対象車両は、ハイブリッドシステムにおいて、電力変換モジュール制御基板の電気ノイズ耐性不足により、高電圧回路の電圧変動で発生する電気ノイズを電源制御回路が異常と誤検知し瞬間的に停止する場合がある。そのため、電源電圧が一瞬低下して、エンジン警告灯の点灯とともに、一時的な動力損失が発生するおそれがある。

改善措置として、全車両、電力変換モジュールを点検し、対象となるものは対策品に交換する。

不具合は385件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

改善箇所《図版提供 国土交通省》 対象車両《図版提供 国土交通省》