東芝は5月7日、同社の二次電池「SCiB」が日産『デイズ/デイズハイウェイスター』および三菱『eKワゴン/eKクロス』に採用されたと発表した。東芝はカルソニックカンセイの回生蓄電池システムを通じて製品供給を行う。
新型デイズおよびeKワゴンは、減速時の運動エネルギーを高効率に充電し、発電によるエンジンの負担を軽減、燃料消費を抑制し低燃費を実現する充電制御、不要なアイドリングによる燃料消費をカットするためのアイドリングストップ機構を搭載。また、新型デイズハイウェイスターおよびeKクロスは、発進時および走行時のモータアシストを可能とするマイルドハイブリッド機構を搭載している。
東芝のSCiBは負極にチタン酸リチウムを採用したことで、急速充電性能、長寿命性能を持ち、急峻なエネルギーの入出力が必要なアイドリングストップシステム/マイルドハイブリッドシステムのバッテリーに適している。今回、これらの性能が評価され、採用に至った。
SCiBの需要は拡大しており、東芝では設備投資やアライアンス等により製造能力の拡充を推進。国内では、現在の製造拠点である柏崎工場に加え、同社横浜事業所内に新たな製造工場の新設を計画、海外ではスズキ、デンソーとの合弁によるインド工場の設立を進めている。
【日産 デイズ・三菱 eKワゴン・eKクロス 新型】東芝の二次電池SCiBを採用
2019年05月07日(火) 14時17分
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