マセラティ・グレカーレ《photo by Maserati》

マセラティジャパンは6月17日、SUVのマセラティ・グレカーレなど3車種において、車両を発進できなくなるおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。

対象となるのは2022年9月30日〜2025年1月6日に輸入された『グレカーレ』、『グランツーリスモ』、『グランカブリオ』の3車種4形式、計2078台。

オートマチックギアボックスシフターモジュール(AGSM)において、設計検討が不十分なため、センターコンソール上のパークポジションスイッチの端部を押した際に内部を通る 2 つの信号に不整合が生じることがある。そのため、同スイッチの異常を示す DTC が入力すると、プログラム上の制約により、他のギアが選択できなくなり、車両を発進できなくなるおそれがある。

改善措置として全車両、AGSMソフトウエアを対策プログラムに書き替える。

不具合の発生件数は23件、事故は起きていない

マセラティ・グレカーレ《photo by Maserati》 マセラティ・グレカーレ《photo by Maserati》 マセラティ・グランツーリスモ《photo by Maserati》 マセラティ・グランツーリスモ《photo by Maserati》 改善箇所《画像提供 国交省》