ベントレー EXP 15《photo by Bentley》

ベントレーが発表した全長5mを超える電気自動車のコンセプトカー『EXP15』は、イングランドのクルーにある本社の新設デザインスタジオで制作。フランク・ステッフェン・ヴァリザーCEOは、「ベントレー史上最大のデザイン革命」だとした。

同時に刷新されたロゴは、翼の形状をペレグリンファルコンの飛翔から着想を得て、より動的なデザインとなった。翼は三次元の宝石のように多面カットされ、細かな下部の羽根は省略されたが、象徴的な「B」は中心に据えられている。新ロゴはクラシックな翼付きの形と単独の商標としても機能する。

クルーの新デザインスタジオには約50人のデザイナーが集結し、以前の約2倍の広さを持つ。フランク・ステッフェン・ヴァリザーCEOは、「ベントレー史上最大のデザイン革命を経験している」と述べている。

このスタジオはドリームファクトリーと呼ばれる大規模投資の一環で、最新の塗装工場や電気自動車用組立ラインも整備されている。持続可能な開発を重視し、新築ではなく既存建物の改修を進めている。

初の電気自動車コンセプトカー「EXP 15」はブランドの電動未来を具体化したモデルだ。1930年代のモデルを思わせる長いボンネットや後方に配置された運転席、特徴的な直立したラジエーターグリルを備える。3人乗りのレイアウトで、運転席、後部座席ベンチ、電動調整と回転が可能な助手席がある。右側には反対方向に開く2つのドア、左側には1つのドアが設けられている。

操作は「マジカルフュージョン」コンセプトを採用し、デジタルコンテンツの表示・非表示を自在に切り替えられる。例えば、ダッシュボードはボタン一つでデジタルインターフェースから木製の表面に変わる。

ベントレー EXP 15《photo by Bentley》 ベントレー EXP 15《photo by Bentley》 ベントレー EXP 15《photo by Bentley》 ベントレー EXP 15《photo by Bentley》 ベントレー EXP 15《photo by Bentley》 ベントレー EXP 15《photo by Bentley》 ベントレー EXP 15《photo by Bentley》