ルノー5 ターボ3E《photo by Renault》

ルノーは、高性能EV『5 ターボ3E』の予約受付を欧州で開始した。この車両は1980年代に人気を博したルノー『5ターボ』と『ターボ2』の現代版で、電動化された「ミニスーパーカー」となる。

予約開始価格は15万5000ユーロ(約2509万円)からで、オプションやカスタマイズの選択は含まれていない。販売はヨーロッパ(イギリスを含む)をはじめ、日本、中東、オーストラリアで行われる予定。

ルノー5 ターボ3Eは、全長4080mm、全幅2030mm、全高1380mmという特徴的なサイズを持つ。リアに2つの革新的なインホイールモーターを搭載し、後輪駆動を実現している。最高出力は540hp、最大トルクは4800Nmに達する。

車体にはカーボンファイバーを多用し、重量は1450kg以下に抑えられている。これにより、0-100km/h加速は3.5秒以下という性能を実現した。

バッテリー容量は70kWhで、800Vアーキテクチャを採用した350kW対応の急速充電システムにより、15分で15%から80%まで充電が可能だ。WLTPモードでの航続距離は400km以上を見込んでいる。

予約方法は、ルノーの公式ウェブサイトで専用フォームに記入し、5万ユーロ(約810万円)の予約金を支払う。生産台数は1980台限定で、顧客は希望により車両番号を選択することができる。

カスタマイズオプションも豊富で、歴史的なカラーリングに加え、新たな「ジェントルマンドライバー」向けオプションも用意される。顧客はルノーのデザイナーと直接会って、外装や内装のカラーリング、素材などを選択し、世界に1台だけの車を作り上げることができる。

なお、最初の納車は2027年を予定している。

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