
21日に開幕した「大阪モーターサイクルショー2025」、スズキが日本初公開をおこなったのは、2024年のミラノショーでサプライズ発表され、「DRの復活」として話題となった『DR-Z4S』『DR-Z4SM』だ。
会場ではまたがり試乗が可能なモデルも用意され、多くのファンが注目している様子がうかがえた。
2000年に登場した『DR-Z400S』を先祖に持つDR-Z4S/SM。シンプルかつ機能美が追求されたスタイリングに、最高出力38ps、最大トルク37Nmを発揮する398cc単気筒4バルブDOHCエンジンを搭載。スズキの最新電子制御「スズキ インテリジェント ライド システム(S.I.R.S.)を採用し、ライダーの好みや走行シーンに合わせた走りを実現する。さらに、トラクションコントロールシステム(STCS)には、オフロード走行に最適なGモード(グラベル)が設定されている。
DR-Z4Sの開発コンセプトは「Ready 4 Anything」。オンロード、オフロードを問わずライダーをどこへでも連れて行ってくれる能力があることを意味している。そしてスーパーモタードタイプのDR-Z4SMは「あなたの道。あなたの遊び場。」をコンセプトとし、「ライダーの自信をまったく新しいレベルに高める、忠実なパフォーマンスと自由度を提供する」モデルとなっている。
DR-Z4SとDR-Z4SMの大きな違いは、ホイールサイズの違いからくるディメンション。DR-Z4Sが前21インチ、後18インチなのに対して、DR-Z4SMは前後ともに17インチ。タイヤはSがデュアルパーパスタイヤ、SMがオンロードタイヤとなっている。
今回は海外仕様としての参考出品で、発売時期や詳細なスペックなどは未発表。だが、展示車両の中には「ローシート仕様」も用意されており、日本向けの準備が整いつつあると見てよいだろう。
先行して投入された北米では価格も明らかになっており、DR-Z4S、DR-Z4SMともに8999ドル(約136万円)となっている。日米で販売される他モデルとの価格差、為替レートを鑑みるに100万円を下回る、90万円台後半が有力とみられている。
スズキは「スズキオシフェス」を出展テーマとし、来場者がスズキ車の魅力に触れることで 「スズキ推し」になるようなワクワクするブース展示をおこなう。発表されたばかりの2025年最新モデルが目白押しだ。

















