ヤマハ発動機が「ジャパンモビリティショー2023」(一般公開:10月28日〜11月5日)で見せたのは、自律走行をおこなう『モトロイド2』や3輪オープンEV『トライセラ』など未来のモビリティを予感させる数多くのコンセプトモデルだったが、バイクファン注目の「今すぐ欲しい」モデルもしっかり展示されていた。
今年3月の「モーターサイクルショー2023」で日本への導入が正式発表された、原付2種カテゴリーに属する新型125ccモデルたちだ。
125cc・原付2種カテゴリーは近年、ヤマハ以外の各社も力を注いでおり、特にギアミッション付のスポーツバイクの投入に積極的だ。国内の原付2種のギアミッション付スポーツバイクの出荷台数は2019年以降増加傾向にあるという。
125ccモデルは車体が軽く、取り回しがしやすい(立ちゴケなどのリスクが比較的少ない)ことに加え、車両価格や燃費、維持費が安価なことも大きなメリットだ。そのため20代を中心とするエントリーユーザーの受け皿となっているという。ヤマハはアセアン向けの主力として同モデル群を展開していたが、国内での需要の高まりを受けて満を持して投入を決定した。
スポーツネイキッドの『MT-125』、ロードスポーツモデルの『YZF-R125』(および155ccのYZF-R15)、そしてネオレトロスタイルが特徴の『XSR125』。ヤマハが「125ccから広がる新しい日常」として、免許を取り立てのビギナーからリターンライダーまで、新たなバイクライフの入り口として125ccシリーズを拡充していくと発表するや、バイクファンの話題となった。
YZF-R125とR15は9月に、そしてMT-125は10月にすでに正式発表済みで、残るXSR125もデビュー間近とされている。MT-125とXSR125はまだ発売前のタイミングでの展示とあってか、ヤマハブースの目玉であるコンセプトモデルたちに負けないほどの人気を集めていた。
ヤマハの新型125ccに熱視線!注目度は最先端のコンセプトモデル以上?…ジャパンモビリティショー2023
2023年11月03日(金) 08時30分
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