トヨタの最高級ショーファードリブンカー『センチュリー』に9月6日、SUVふうボディの新タイプが追加された。最高峰のショーファードリブンカーとして、長い歴史を積み重ねてきたセダンタイプのセンチュリーとスペック比較した。なお従来型のセンチュリー・セダンも新タイプと併売される。
◆ボディサイズ比較
●センチュリー新タイプ
全長:5205mm
全幅:1990mm
全高:1805mm
ホイールベース:2950mm
●センチュリー・セダン
全長:5335mm
全幅:1930mm
全高:1505mm
ホイールベース:3090mm
ホイールベースはセダンの方が長いが、全高は新タイプの方が大きく、新タイプはSUVフォーマットに近いことが明らかだ。
◆居住性比較
●センチュリー新タイプ
室内長:2145mm
室内幅:1605mm
室内高:1245mm
●センチュリー・セダン
室内長:2165mm
室内幅:1605mm
室内高:1185mm
室内寸法は、新タイプの方が数字としては若干大きいものの、ほとんど差はない。室内高は新タイプの方が明確に大きい。室内高や全高は、乗り降りの所作に配慮した数字だという。
◆エンジンスペック
●センチュリー新タイプ(PHEV)
エンジン型式:2GR-FXS
種類:V型6気筒
総排気量:3.5リットル(3456cc)
最高出力:193kW(262PS)/6000rpm
最大トルク:335Nm(34.2kgm)/4600rpm
フロントモーター
最高出力:134kW(182PS)
最大トルク:270Nm(27.5kgfm)
リアモーター
最高出力:80kW(109PS)
最大トルク:169Nm(17.2kgfm)
システム最高出力:303kW(412PS)
●センチュリー・セダン(ハイブリッド)
2UR-FSE
種類:V型8気筒(無鉛プレミアムガソリン)
総排気量:5.0リットル(4968cc)
最高出力:280kW(381ps)/6200rpm
最大トルク:510Nm(52.0kgm)/4000rpm
モーター
最高出力:165kW(224ps)
最大トルク:300Nm(30.6kgm)
新タイプのパワーユニットはセダンと比べると排気量や気筒数が控えめ。
◆燃費、駆動系比較
●センチュリー新タイプ
燃費(WLTC):14.2km/リットル
最小回転半径:5.5m
●センチュリー・セダン
燃費:9.9〜13.9km/リットル
最小回転半径:5.9m
燃費性能の違いは世代の違いもあるが、新タイプの方が高性能だ。さらに最小回転半径も新タイプの方が小さく、様々な場面での使用を想定している。
◆車両価格
●センチュリー新タイプ
2500万円
●センチュリー・セダン
2008万円
価格はセダンの方が400万円以上安いが、この手の高級車はオーナーがビスポーク(カスタマイズ)するので、車両価格はあまり意味をなさない。
【トヨタ センチュリー 新型】スペック比較…元祖センチュリーのセダン
2023年09月13日(水) 11時30分
関連ニュース
- 中国IT大手のテンセントとトヨタ自動車が戦略提携 (04月25日 16時15分)
- マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024 (04月25日 13時32分)
- スバル『レガシィ』セダン、2025年春に生産終了へ…電動化への移行を反映 (04月25日 08時00分)
- トヨタ『クラウンセダン』は違う---水素を使う理由と苦労をチーフエンジニアが語る (04月17日 19時00分)
- トヨタ自動車がスポーツメディアを立ち上げ…『トヨタイムズスポーツ』開始 (04月17日 17時45分)