ホンダ・アコード 新型(北米仕様)《photo by Honda》

ホンダの米国部門は12月13日、中型セダン『アコード』の新型に、グーグル(Google)の新世代インフォテインメント「Google built-in (グーグル・ビルト・イン)」を、ホンダ車として初めて車載化する発表した。この車載化は米国を皮切りに、順次グローバル展開していく予定だ。

◆「Googleアシスタント」や「Googleマップ」を搭載
新型アコードでは、車内のディスプレイオーディオに採用された「Googleアシスタント」により、ドライバーは前方の道路から目を離さず、かつステアリングホイールを持ったままで、音声によって安全にさまざまなシステムを操作することができる。メッセージの送信や経路案内、メディアや車両機能、対応するスマートホームデバイスの操作も可能だ。

また、新型アコードには、「Googleマップ」が組み込まれた。これにより、Googleマップが、車載ディスプレイオーディオに表示される。Google に話しかけることで、運転をしながら自宅までのナビゲーションや到着予定時刻の共有、最寄りのガソリンスタンドやEV充電スタンドの検索、店舗の営業時間の確認などが、安全に操作できるようにした。

さらに、新型アコードには、「Google Play」が車載化されており、車内でお気に入りのアプリを楽しんだり、ダウンロードしたりすることができる。スマートフォンを使わずに車内から直接、音楽やポッドキャスト、オーディオブックを聴くことも可能。豊富な車載用アプリケーションによって、快適に移動時間を過ごせるようにしている。

◆ホンダ史上最大の12.3インチのタッチスクリーン
新型アコードのインテリアは、スポーティかつモダン、がテーマだ。開放的なキャビンは優れた前方視界をもたらし、クラストップレベルの乗員空間も実現しているという。統一感のあるコーディネートに上質な処理と仕上げを行い、心地良くくつろげる室内空間を目指している。

ドライバーに焦点を当てた直感的に操作できるインターフェースとコネクティビティを追求した。独自の表示機能を持つ10.2インチのデジタルメーターパネルを標準装備している。

ハイブリッド車には、ホンダ史上最大の12.3インチのタッチスクリーンを標準装備した。OSやアプリなどのソフトウェアの更新は、無線通信の「OTA(Over the Air)」によって行う。

◆ハイブリッドシステム全体のパワーは204hp
新型アコードには、従来型よりもレスポンスが向上し、運転をさらに楽しめるようにした新開発ハイブリッドパワートレインを搭載する。このハイブリッド車には、走りのカスタマイズを可能にする「Individual」モードを新たに設定している。

第4世代のハイブリッドシステムは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジンに、駆動用と発電用の2つのモーターを組み合わせたものだ。システム全体のパワーは204hpを獲得している。モーターの最大トルクは34.2kgmで、従来よりも2.1kgm引き上げられた。

直噴1.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン搭載車も用意する。トランスミッションはCVTで、ノイズや振動を低減させた。さらに、CVTの制御をリファインすることにより、爽快な走りを追求している。

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