三菱eKクロスEV

43回目の開催となる今年度の「2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー」が12月8日に決定した。“今年を代表する1台”に選ばれたのは、日産『サクラ』/三菱『eKクロスEV』だ。

EVの受賞は2011年の日産『リーフ』以来11年ぶり、軽自動車が大賞を受賞するのは初めて。日産/三菱の兄弟車は「K CAR オブ・ザ・イヤー」にも選ばれている。

選考委員の飯田裕子氏は、■■車■■に満点の10点を投じた。以下は日本カー・オブ・ザ・イヤー公式HPに掲載された飯田氏のコメントだ。

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軽自動車もEVもすべての自動車ユーザーのニーズを叶えるものではない。しかし“個人”の“日々”の移動を自宅充電で手軽に賄う理想を叶える一台。EVや軽の選択になかなか割り切れない気持ちを移動の質(走りや内装や装備)の向上がさらに後押ししてくれそう。

スタート価格はどちらも補助金無しでほぼ240万円〜と決して手頃な“軽”ではまだない。しかし2009年に登場した三菱アイミーブにあらためて敬意を表しつつ、2022年、日産が進める電動化との両社協業によって成し得た小さなEVの登場を歓迎したい。

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飯田裕子氏の全投票点数(掲載はノミネート番号順)
●トヨタ・クラウン:3点
●日産エクストレイル:6点
●日産サクラ/三菱eKクロス EV:10点
●ホンダ・シビック e:HEV/シビックタイプR:4点
●ヒョンデ・アイオニック5:2点

各賞
●日本カー・オブ・ザ・イヤー:日産サクラ/三菱eKクロスEV
●インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:ヒョンデ・アイオニック5
●デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー:BMW iX
●テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー:日産 エクストレイル
●パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー:ホンダ シビック e:HEV/シビックタイプR
●K CAR オブ・ザ・イヤー(軽自動車):日産サクラ/三菱eKクロスEV

今年度のエントリーは、2021年11月1日から2022年10月31日までに発表または発売された乗用車国内外の全48モデル。自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる60名の選考委員により、まず上位10モデルの「10ベストカー」を選定、さらにそれらの中から投票により決定した。委員はそれぞれ25点の持ち点を10車種(10ベスト)のうち5車種に配点し、それらのうち最も高く評価する車種に対して必ず10点を与える。また、10点を与える車種は1車種とする。

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