アウディは現在、主力モデル『A4』ファミリーの次期型を開発中だ。今回スクープサイト「Spyder7」は、パフォーマンスワゴンである『S4アバント』の最新プロトタイプを捉えた。
ニュルブルクリンクからそう遠くない、田舎道で捉えたプロトタイプは、未だディテールが隠されているが、以前のプロトタイプといくつかの違いが見られる。
後部にはクワッドエキゾーストパイプを装備しているが、その左排気口には接続されたワイヤーのようなものが見える。排出ガスや音など、何らかのテストをおこなっているのだろう。ワイヤーはハッチ内部へ通じており、車載されたコンピューターなどで検証をおこなっているに違いない。
また以前のプロトタイプで確認された、タイヤ上部のテストギアも外され、5本スポークリムのホイールは背後の大型ブレーキをはっきりと見せている。一見すると最強モデルの『RS4』と錯覚するが、フロントバンパーやフェンダー、下部インテークもコンパクトであることから「S4」で間違いないだろう。
フロントエンドでは、スリム化されたヘッドライトを装備、グリルは若干ワイドに設計されている様子も伺える。後部では、刷新されるLEDテールライトのプレースホルダー(ダミーコンポーネント)が確認できる。
キャビン内では、インストルメントクラスターのワイドフローティングスクリーンを備えるほか、『Q4 e-tron』に似た形状のフラットボトムステアリングホイールを装備。オートマチックトランスミッションの分厚いシフトレバーはコンパクトなセットアップに変更される。
次期型A4ファミリーは、VWグループの「MLB Evo」プラットフォームのアップデートバージョンを採用する。S4のパワートレインは、最高出力349ps、最大トルク500Nmを発揮する3.0リットルV型6気筒ターボチャージャーエンジンがキャリーオーバーされる見込みだが、ハイブリッドが組み合わされる可能性があり、その場合、最高出力は400ps近くまで向上すると噂されている。
2023年登場とされるA4だが、S4の登場はまだ先で、早くとも2023年秋以降と予想される。
「S4」でも400馬力!? アウディ A4 ファミリー続々電動化へ、次期型は2023年か
2022年08月27日(土) 08時00分
関連ニュース
- 【ホンダ アコード 新型試乗】「クルマの基本型はセダンである」ことを改めて確認した…諸星陽一 (03月23日 21時00分)
- 実はハッチバックから登場した初代『アコード』、セダンが見せた「現実的な雰囲気」【懐かしのカーカタログ】 (03月17日 15時00分)
- 【ホンダ アコード 新型】先進技術の粋を結集したホンダのフラッグシップセダン (03月13日 11時30分)
- [15秒でわかる]ホンダ『アコード』新型…先進装備搭載の上級セダン (03月11日 19時15分)
- データシステムのTV-KITに『クラウンセダン』の適合が追加 (03月08日 12時45分)