マツダ、米アラバマの新工場でCX-50の生産開始《photo by Mazda》

マツダが再び米国での乗用車の現地生産に乗り出した。トヨタ自動車と共同出資で米南部アラバマ州に新設した完成車の組み立て工場で、北米向けのスポーツ用多目的車(SUV)『CX-50』の量産を開始したもので、日本時間で1月27日未明にラインオフ式が行われたという。きょうの各紙は朝刊の最終版の締め切りには間に合わなかったものの、ネット配信のウェブ版などで取り上げている。

マツダの米国での新工場のオープンは1987年にフォードモーターとの合弁で設立した米国ミシガン州のフラットロック工場以来35年ぶり。ただ、経営が悪化した2012年にはフラットロック工場での生産を断念しており、今回のアラバマ新工場稼働で現地生産は約10年ぶりとなる。

また、日本国内生産比率の高いマツダは、為替変動リスクの回避などで海外での生産拠点づくりに取り組んでいるが、2014年にはメキシコのグアナファト州のサラマンカ市に新工場を建設。米国向けに輸出しているものの、北米自由貿易協定(NAFTA)の改定で関税条件がネックとなっている。

米国新工場のオープンに伴い、北米マツダのジェフリー・ガイトン最高経営責任者(CEO)は「アラバマでの生産はマツダにとっての北米市場の重要性と米国投資へのコミットメントを示している」などとコメントしているだけに、年間15万台を計画しているというアラバマでの現地生産への期待は計り知れないとみられる。

2022年1月27日付

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