存続案が浮上しているという日産自動車の追浜工場《写真提供 日産自動車》

7月7~11日に掲載された[新聞ウォッチ]まとめ記事です。日産の工場について読売、日経にて異なる見解が示されていること、石破首相に宛てられた関税についての「書簡」、外国人向けの運転免許の制度改正、などが今週のトピックになっています。日産、追浜工場の存続案浮上、台湾・鴻海とEV生産を検討[新聞ウォッチ](2025年07月07日公開)この5月、日産自動車が国内外の7工場の閉鎖を発表したにもかかわらず、定時株主総会(6月24日開催)では明言を避けていたのは、閉鎖候補となっていた追浜工場(神奈川県横須賀市)で、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業と電気自動車(EV)を生産するなどの検討を水面下で進めていたからだろう。「閉鎖」の読売と「存続」の日経、日産巡る異なる見方トランプ政権、日本は車・鉄鋼など除く輸入品も8月1日から25%の新関税[新聞ウォッチ](2025年07月08日公開)七夕の日(7月7日)に短冊を吊るすとその願いが叶うという言い伝えもあるが、トヨタ自動車の豊田章男会長は「みんな笑顔でありがとうといえる世の中に」などと綴ったそうだ。だが、トランプ米大統領が米東部時間で7日正午(日本時間8日午前1時)に公表した貿易相手国との関税交渉をめぐり、日本などに新たな関税率などを記した書簡は百歩譲っても「みんな笑顔でありがとう」とは言えない内容のようだ。日本宛の「書簡」その内容と示唆するもの大阪・関西万博開幕から3か月、お待たせ!?「空飛ぶクルマ」もデモフライト再開へ[新聞ウォッチ](2025年07月09日公開)来場者数が累計で1000万人を突破した以外はほとんど明るいニュースが取り上げられない「大阪・関西万博」も4月13日の開幕からまもなく3か月になる。その目玉のイベントの一つだったにもかかわらず、飛行中に機体が破損し4月下旬以降運航を中止していた米リフト・エアクラフトの「空飛ぶクルマ」が、きょう(7月9日)にもデモフライトを再開するという。「空飛べなかった」ワケ、5人の乗り機体は中止かマツダ、脱“お上り”へ六本木・青山に続き麻布台ヒルズにも新拠点[新聞ウォッチ](2025年07月10日公開)地方の田舎から大都会に出てくる人のことを「お上りさん」などと、差別的な言葉には当たらないものの、よくからかって言うこともあるが、広島がお膝元のマツダは、その脱“お上り”をめざして、首都圏のうちでも東京・港区を中心とする都心部へのシフトを積極的に進めているようだ。ソフト開発拠点に麻布の街が選ばれた外国人の運転免許証切り替えを厳格化、訪日観光客は申請不可に[新聞ウォッチ](2025年07月11日公開)無謀な運転は外国人ばかりではないが、海外の運転免許証を保有して日本の免許に切り替えて取得した外国人による交通違反や重大事故が相次ぐ中で、その「外国免許切替(外免切替)」について、警察庁は制度を見直して審査を厳格化する方針という。10月より施行、「レンタカー観光」も不可に

トランプ政権は、日本からの輸入品に対して8月1日から25%の関税を課すと表明(写真はイメージ)《写真AC》 大阪・関西万博会場でデモフライトを行うリフト・エアクラフトの「空飛ぶクルマ」(写真は2025年4月)《写真提供 丸紅》 マツダR&Dセンター東京《写真提供 マツダ》 外国人の運転免許証切り替えを厳格化、訪日観光客は申請不可に(写真はイメージ)《写真AC》