SEMAショー2021《写真撮影 後藤竜甫》

ラスベガスコンベンションセンターにて、11月2日に開幕したSEMAショー2021。今最も注目度の高い現行スポーツカーといえば、日本で発売直後のトヨタ 『GR 86』に違いないだろう。

そして早速「パンデム」ワイドボディキットをまとったGR 86がSEMAのCUSCO(クスコ)ブースに登場。会場でとてつもない注目を集めていた。このボディキットは「Rocket Bunny(ロケットバニー)」も手掛ける、三浦慶氏がデザインするTRA京都製だ。

同社のボディキットは先代のトヨタ『86(ZN6)』が登場したときも、またたく間にロケットバニーキットをリリースしてSEMAを席巻。世界中のカスタムカーフリークにはお馴染みのブランドだ。

SEMAの流れは毎年東京オートサロンへと波及し、各社のエアロキットがリリースされるなかでも高い装着率であったことも記憶に新しい。リバティーウォークやRAUH-WELT BEGRIFF(ラウ・ベルト)とならぶ3大巨頭といわれており、特に三浦氏の手掛けるシリーズは現行車両へと対応する速さが注目度につながっているといえるだろう。

今回のトヨタGR 86パンデム・ワイドボディキットについて最も特徴的な点は、スバル『WRX』を彷彿とさせる迫力フェンダー+フェンダーアーチを囲んだデザイン。サイド部まで回り込んでおり、フェンダー後端に5連の穴を設けることでスポーティーさを引き立てる。もちろん、フロントフェンダーだけでなくさらにワイド化されたリアフェンダー、大型のカナードとローマウントのリアスポイラーを組合せたトータルスタイリングが美しい。GR 86のスタイリングをアグレッシブでスタイリッシュに昇華した1台だ。

クスコでは今回の展示のために日本から船便で輸送し、突貫工事で展示への準備を整えたとのこと。今後はしばらく北米でのイベントに参加しつつ、来年6月には日本に戻ってくる予定だそうだ。また、すでにGR 86のチューニングもスタートしており、ストラットバーやタワーバーなどの補強パーツ、LSDなどの駆動系パーツ、車高調などの足回りのパーツが発売されたばかり。今後のチューニングやラリー、ドリフト競技への参加にも期待が高まる。

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