プジョー5008(2018年)

グループPSAジャパンは6月3日、プジョー『3008』などディーゼルモデルの排気ガス発散防止装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、プジョー『3008』『5008』『308』『508』、シトロエン『C4スペースツアラー』『C5エアクロス』、『DS7』の7車種で、2018年5月11日〜2020年8月6日に輸入された4476台。

対象車両は、ディーゼルエンジンの粒子状物質浄化装置(DPF)にて、エンジンコントロールユニット(ECU)のプログラムが不適切なため、DPF内部の温度が想定より高温になることがある。そのため、内部のフィルターが熱影響により亀裂が発生することで、粒子状物質の浄化性能が低下し、排気ガス規制値を満足しなくなるおそれがある。

改善措置として、全車両、ECUを対策プログラムに書き換え、DPFを新品に交換する。または排気ガス中の粒子状物質の量を点検し、規定量以上の場合はDPFを新品に交換し、ECUを対策プログラムに書き換える

不具合および事故は起きていない。本国からの情報によりリコールを届け出た。

改善箇所《写真提供 国土交通省》 対象車両《図版提供 国土交通省》