BMWのコンパクトクロスオーバーSUV『X1』次期型プロトタイプが、ニュルブルクリンクで初の高速テストを開始した。
X1はレクサス『UX』、メルセデスベンツ『GLA』、キャデラック『XT4』、ボルボ『XC40』、アウディ『Q3』など激化する米国サブコンパクト市場において、売れ行きが伸び悩んでいるという。次期型の出来には大きな期待がかけられており、開発を急ぐ同社は、早くもニュル高速テストを開始した。
次期型では、EV、PHEVなど電動化へ大きくシフトするが、今回捉えたプロトタイプは、電動モデルを示す黄色いステッカーや、充電口が見当たらないことから、従来と同様の内燃機関(ターボチャージャー付き直列3気筒または4気筒エンジン)モデルのようだ。
エクステリアのカモフラージュはまだ厳重だが、『4シリーズクーペ』ような縦に伸びる巨大グリルではなく、ワイドなグリルセットアップが見られる。これは最終的なグリルパターンではないと見られるが、デザインは刷新されるだろう。ボディパネルはポップアップドアを偽装しているように見えるが、ウインドウのホフマイスターキンク形状は確認できる。
また、LEDテールライトは現行型より薄く、より立体的な形状になっているようだ。
キャビン内は最新の『2シリーズアクティブツアラー』と同様、ボタンの少ないインフォテイメントシステム、インテリアを備えていると予想される。
次期型X1は、EVモデルの『iX1』とともにドイツのレーゲンスブルク工場で生産され、2022年に発売される可能性が高い。
逆襲なるか?BMW X1 次期型、ニュル高速テストをスクープ
2021年04月20日(火) 08時00分
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