三菱自動車の米国部門は10月19日、米国で開催された女性だけで競うラリーレイド、「Rebelle Rally」において、『アウトランダーPHEV』(Mitsubishi Outlander PHEV)が「X-Cross」クラス3位と表彰台を獲得した、と発表した。
同ラリーは、米国ネバダ州とカリフォルニア州の砂漠地帯を舞台に、10日間で2000km以上を走破するラリーレイドだ。2016年に開始された同ラリーには、「4×4」とクロスオーバー車のX-Crossの2つのクラスがある。2020年からは電動車も出走可能となり、EVやハイブリッド車、プラグインハイブリッド車(PHEV)が参加できる。
同ラリーでは、電子機器の使用を禁止している。スマートフォンやタブレット端末、パソコン、GPSは使えない。参加者は地図と方位計を頼りに、コースに設けられた複数のチェックポイントを通過することが求められる。三菱自動車の米国部門は2019年、『エクリプスクロス』で同ラリーに出走した。クロスオーバー車のX-Crossクラスにおいて、2位の成績を残している。
三菱自動車の米国部門は、このRebelle Rallyにアウトランダー PHEVで参戦した2人の女性を支援した。非営利団体のRTJ(TeamRecord the Journey)の創設者で、米陸軍で32年の経験を持つナビゲーターのレイチェル・リデノールさんと、米陸軍に25年従事しているドライバーのクリスティー・レビーさんだ。RTJは、退役軍人が通常の生活に戻ることを支援する活動に取り組む非営利団体。Rebelle Rallyへの参戦は、逆境に直面しても、それを乗り越えることができることを示す狙いがあるという。
このRebelle Rallyにおいて、アウトランダー PHEVがX-Crossクラス3位と表彰台を獲得した。2019年のエクリプスクロスの2位に続いて、2年連続での表彰台だ。
ナビゲーターのレイチェル・リデノールさんは、「電動車両でRebelle Rallyに参戦するのは、ちょっとした実験だったが、アウトランダーPHEVは、その任務以上のものを証明した。過酷な状況でも信頼できるパートナーだった。砂漠の真ん中で、車載の110Vコンセントを使って作ったコーヒーは、贅沢な文明の味がした」と語っている。
三菱 アウトランダーPHEV 、女性だけで競うラリーで表彰台…米「Rebelle Rally」
2020年10月26日(月) 12時45分
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