スズキ ワゴンR(2014年)《撮影 橋本隆志》

スズキは6月25日、『ワゴンR』など6車種のISG(モーター機能付発電機)故障診断プログラムに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、スズキ『ワゴンR』『スペーシア』『ハスラー』、マツダ『フレア』『フレアワゴン』『フレアクロスオーバー』の6車種で、2014年7月31日〜2015年8月7日に製造された12万4502台。

対象車両は、ISGの故障診断プログラムが不適切なため、使用過程でアース端子に酸化被膜が発生することで電気抵抗が上昇すると、ISGの電気回路の故障と判定することがある。そのため、警告灯が点灯するとともにISGが発電を停止し、そのまま使用し続けると、鉛バッテリが上がり、エンストや始動不能に至るおそれがある。

改善措置として、全車両、ISGの故障診断プログラムを対策プログラムに書き換える。

不具合は206件発生、事故は起きていない。市場からの情報により、リコールを届け出た。

《画像:改善箇所》《画像:国土交通省》