ダムド(東京オートサロン2020)《撮影 大野雅人(Gazin Airlines)》

アメリカンSUVを思わせる水色ジムニーに、初期型LJ10を彷彿させる黄色いジムニー。どちらも東京オートサロン2020来場者の熱い視線を集め、常に混雑していたのがダムド(DAMD)のブースだ。同社は今回、ジムニーカスタムのスペシャリスト、アピオとコラボ展開し注目を集めた。

両方とも現行のスズキ『ジムニー』(JB64)がベースで、まずは黄色い「DAMD the ROOTS.」から紹介する。「元祖 LJ10 をオマージュしたクラシカルなジムニーカスタムキット」というこのモデルは、サファリ感を表現するためにフロントグリル、フロントバンパー、リアバンパーを専用設計。「2020年夏ごろには発売したい」とスタッフはいう。

ターンランプやテールランプもダムドオリジナル品を採用し、その時代のリアルさを追求。鉄製ホイールふうのアルミホイールはアピオ製「WILDBOR SR」を、タイヤはブリヂストン「DUELER M/T 674」を履く。

「40ミリアップした足回り一式とマフラーもアピオ製で車検にも対応」(同社)。今回は、ピカピカボディではなく、わざとウェザリング(汚し塗装)を施し、「自家用」といった懐かしい文字も加えた。

ドロンコブルーといわれる水色をまとう「DAMD littleB.Dronco」は、「アメリカンな旧車のSUVをイメージしたジムニー用カスタムボディキット」。こちらもダムド製のフロントグリル、フロントバンパー、リアバンパー、そしてサイドモール、ボンネットカバーがつく。

スチールリアラダーやヴィンテージアイアングルはアピオ製。こちらも黄色版と同じくアピオ製 WILDBOR SR で、タイヤはトーヨータイヤ「オープンカントリーR/T」を履く。

「ジムニーをベースにしたライフスタイルを、もっと広めたいとうい思いでこのパッケージを提案した」と語るのは、ダムド 面高翔五代表。今回は、ジムニーカスタム専門のアピオを組んだことで、スケッチから完成までわずか1か月で仕上げてしまったというから驚く。

ホンダ『N-VAN』がベースの2台も負けてない。1970年代に人気を博したライフステップバン似の「N-VAN DENALI」は、「クルマを中心に旅をしながら生活する『VANLIFE』をテーマに、そのライフスタイルやカルチャーを日本特有サイズの軽バンに昇華したモデル」という。

ダムドオリジナルのフロントバンパーやテールランプ、サイドモール、デカールと、マルカサービスの「GAIA X」ホイールなどで、「ベース車が特定できないほど変わる」と同社は来場者に伝えていた。

また、ルーフにサーフボードを積んだ「N-VAN MALIBU」は、「サーフミュージックといっしょに、長く続くビーチをどこまでも走りたくなるようなリラックスさと軽快さをまとった1台」。こちらもダムド製のフロントバンパー、テールランプ、サイドモール、デカールがつき、クリムソン「DEAN」のホイールを履く。

エアロパーツメーカーのダムドは、世界最大規模のカスタムショー、SEMAにも出展し、カーアクション映画『ワイルド・スピード』の劇中車にも製品を提供。自動車メーカー直系のカスタムメーカーと連携した商品開発も行っている。

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