フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は、WTCR(世界ツーリングカー・カップ)日本戦が開催されている鈴鹿サーキットにて25日、WTCR参戦レースカーのストリートバージョンとして開発された『ゴルフGTI TCR』をプレス発表した。
ゴルフGTI TCRは専用チューニングを施した2リットルTSIエンジンを搭載し、290PS/380Nmを発揮、GTIのパフォーマンスを最大限まで高めたモデルとされる。それだけにストッピングパワーも重視され、4輪ベンチレーテッドディスク、大径ブレーキディスク採用などが為されている。官能的なサウンドを奏でる「アクラポヴィッチ チタンエキゾーストシステム」なども有し、フロントドアを開けた際には地面にTCRのロゴを映し出すプロジェクション機能も。
カラーは4色展開で、全国希望小売価格(税込)509万8000円。
この日の夕刻、鈴鹿でのプレス発表会にはVGJのティル・シェア社長らに加え、フォルクスワーゲン・モータースポーツのトップであるスヴェン・スミーツ氏、そしてWTCRの予選を走り終えたばかりのベンジャミン・ロイヒター選手も参加した。
ロイヒター選手はゴルフGTI TCRのレース車両とロードカー(ストリートバージョン)、両方の開発に携わってきたとされるドライバーで、ゴルフGTI TCR(ロードカー)の魅力について問われると、「どこかが特に、ということではなくパッケージとしてすべてが素晴らしく、魅力的に仕上がっているんだ」との旨を強調していたのが印象的だった。
『日本仕様史上最強のゴルフGTI』ともいわれるこのクルマ、600台限定の導入で、受注は国内発表と同時に開始されている(納車予定は11月以降)。
いっぽう本国では24日に、8代目の新型ゴルフが発表されている。
600台限定のVW『ゴルフGTI TCR』…WTCR日本戦開催中の鈴鹿サーキットにて国内発表、受注も開始
2019年10月25日(金) 20時53分
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