日産セレナ(2011年)《画像 日産自動車》

日産自動車は6月27日、『セレナ』など7車種49万1345台について、電源分配器に不具合で車両火災に至るおそれがあるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、『セレナ』『キューブ』『NV200バネット』『NV200』、スズキ『ランディ』、三菱『デリカバン』『デリカD:3』の7車種で、2008年11月6日〜2018年9月3日に製造された49万1345台。

電源分配器の基板に不要な半田が付着した状態で防湿材がコーティングされたものがあり、使用過程でコーティングに亀裂が発生することがある。そのため、高湿環境下で電極間の微細な導通が発生して電極成分が移動し、短絡回路が形成されると、短絡電流の発熱によって、最悪の場合、車両火災に至るおそれがある。

火災事故が4件発生しており、改善措置として、全車両、電源分配器を確認し、対象部番の部品は対策品と交換する。

市場からの情報によりリコールを届け出た。

改善箇所《画像 国土交通省》