スズキの欧州部門は、『スイフトスポーツ』に「カタナ」(Suzuki Swift Sport Katana)を設定し、限定30台をオランダで発売した。
スズキ『カタナ』は、スズキの大型二輪車だ。鍛錬を重ねた日本刀のように、他にはない個性的かつ前衛的なデザインと最新技術の融合が、新型カタナの特徴になる。排気量999cmの水冷4サイクル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載する。最大出力は150hp/10000rpm、最大トルクは11kgm/9500rpmを獲得している。
◆二輪車のカタナが持つ世界観を反映させたスイフトスポーツのトップモデル
スズキの欧州部門は今回、スイフトスポーツにカタナを設定し、限定30台をオランダで発売した。スイフトスポーツをベースに、二輪車のカタナが持つ世界観を反映させたスイフトスポーツのトップモデルに位置付けられる。
スイフトスポーツ・カタナのボディカラーには、2色が用意される。プレミアムシルバーメタリックと、スーパーブラックパールだ。各15台が販売される予定。フロントグリルの周囲には、赤いアクセントが施されており、グリルの下部には、KATANAのロゴを追加した。ボンネットやドアには、二輪車のカタナをモチーフにしたストライプを装着する。ドア部分には、二輪車のカタナにも配される「刀」の文字とイラストが添えられている。
◆スポーツサスペンション&エキゾーストを標準装備、スポーツシートにKATANAのロゴ入り
足回りには、スポーツサスペンションを装着する。これにより、車高は数cmダウンし、重心が引き下げられた。ストラットタワーバーも装着され、ボディ剛性を高める。専用のスポーツエキゾーストシステムも標準装備されており、さらにスポーティな排気サウンドを発するという。タイヤとホイールは17インチが標準だ。オプションで、軽量な18インチOZ製アルミホイールと、ミシュラン「パイロットスポーツ4」タイヤの組み合わせが選択できる。
インテリアは、レザー仕上げのスポーツシートやスポーツステアリングホイールを採用した。スポーツシートのサイド部分には、KATANAのロゴ入り。シートバックには、限定30台のうちの1台を示す番号が添えられる。この他、アダプティブクルーズコントロール、オートエアコン、ナビゲーションシステム、Appleの「Carplay」とグーグルの「Android Auto」対応オーディオなどが標準装備される。
◆1トンを切る軽量ボディに140psの1.4リットルターボ搭載
パワートレインは、直噴1.4リットル直列4気筒ガソリンターボの「K14C型ブースタージェット エンジン」だ。最大出力は140ps、最大トルクは23.5kgmを発生する。最大トルクは2500〜3500rpmの領域で引き出される。スズキによると、2.2リットル自然吸気エンジン並みの力強さを発揮するという。また、点火制御とターボ過給圧制御を専用チューニングし、アクセル操作に対する反応を高め、幅広い回転域での鋭い加速を追求した。スズキの軽量プラットフォームの「HEARTECT」の効果で、車両重量は1トンを切る975kgに抑えられた。動力性能は0〜100km/h加速が8.1秒、最高速が209km/hだ。
スイフトスポーツ・カタナは、オンラインのみで販売される。現地価格は、2万8999ユーロ(約357万円)と公表されている。
スズキ スイフトスポーツ に「カタナ」…オランダで限定30台
2019年05月09日(木) 21時30分
関連ニュース
- 【スズキ スイフト 新型試乗】5ナンバーサイズに収めたスイフトならではの見識…河村康彦 (04月07日 12時00分)
- トヨタ、新型SUVを間もなくインドで発表へ…スズキのOEMの可能性も (04月03日 09時45分)
- 2023年度「軽」新車販売、“途中退場”のダイハツ抜きスズキが18年ぶり首位[新聞ウォッチ] (04月02日 08時00分)
- 【スズキ スペーシアカスタム 新型試乗】軽ハイトワゴンでは一歩抜きんでた存在になった…諸星陽一 (03月31日 12時00分)
- 鈴鹿8耐参戦のサプライズも、これこそ未来を見据えた「スズキの現在地」…東京モーターサイクルショー2024 (03月25日 15時44分)