VW ゴルフ(2008年)

フォルクスワーゲンジャパンおよびアウディジャパンは2月28日、VW『ゴルフ』やアウディ『A3』など2万2912台について、ABS/ESCコントロールユニットに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのはVWが『シロッコ1.4』、『シロッコ1.4/118kw』、『シロッコ2.0』、『シロッコ2.0/147kw』、『イオス3.2/184kw』、『イオス2.0/147kW』、『ゴルフ1.4/90kw』、『ゴルフ1.4/103kw』、『ゴルフ1.4/118kw』、『ゴルフ1.4/125kw』、『ゴルフ2.0/169kw』、『ゴルフ2.0/147kw』、『ゴルフ3.2/184kw』、『ジェッタ1.4/118kw』、『ジェッタ2.0/147kw』、『ゴルフヴァリアント1.4/90kw』、『ゴルフヴァリアント1.4/118kw』、『ゴルフヴァリアント2.0/147kw』の18車種で2008年6月30日〜2009年12月14日に輸入された1万9447台。

アウディが『A3 1.4 TFSI』、『A3 1.8 TFSI』、『A3 2.0 TFSIクワトロ』、『S3』の4車種で2008年8月20日〜2009年7月13日に輸入された3465台。

ABS/ESCコントロールユニットの耐久性の評価が不十分なため、エンジン熱などにより、基盤に組み付けられたICチップ(パワーコントロールユニット)に亀裂が生じることがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると亀裂が進展し、ICチップへの電源供給が断たれ、警告灯が点灯するとともに、ABSおよびESC(横滑り防止装置)が作動しないおそれがある。

改善措置として、全車両、ABS/ESCコントロールユニットを対策品に交換する。

不具合および事故は起きていない。ドイツ本社からの情報により届け出た。

改善箇所