
トヨタ自動車は7月16日、『カローラアクシオ』と『カローラフィールダー』のシートカバーについて、表皮に使われている素材が充分な耐燃性を持っていなかったとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは2024年9月~2025年3月に製造されたカローラアクシオとカローラフィールダーの1万2553台及び、当該シートカバーが交換修理用部品として出荷され、取り付けられたカローラアクシオ1台。また、交換修理用部品として出荷され、組付けられた車両が特定できていないシートクッションが20個ある。
シートカバー表皮に使われている素材の加工方法が不適切だったため、燃焼試験時に保安基準に定められているよりも早く延焼が進むという。
これに対しトヨタ自動車は、対象車両の使用者へダイレクトメール等で通知の上、全車両のシートカバーを対策品へと交換する。
これまでにこの件に係る不具合や事故は報告されていない。



