改善措置《画像提供 国土交通省》

ヤマハ発動機は7月8日、『XMAX250』と『TRICITY(トリシティ)300』の原動機について、カムシャフトを固定が出来なくなり、最悪の場合、 エンストし、再始動できなくなるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。

対象となるのは2017年10月17日~2023年8月1日に制作された4形式2車種の計1万0418台。

原動機のカムシャフト固定方法の検討が不十分なため、カムシャフトを固定するプレートのボルトの締付力が不足しているものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ボルトが緩んでカムシャフトを固定できなくなり、最悪の場合、 エンストし再始動できなくなる。

改善措置として、全車両、当該プレートを対策品に交換するとともに取付けボルトを新品に交換し、新たに設定した締付けトルクで締付ける。

不具合41件発生、事故は起きていない。

ヤマハ TRICITY300《写真提供 ヤマハ発動機》 ヤマハ TRICITY300《写真提供 ヤマハ発動機》