BMW『iX3』新型のプロトタイプ《photo by BMW》

BMWが次世代EV「ノイエクラッセ」シリーズの第一弾、新型『iX3』の最終テストが進行中だ。生まれ変わるBMWデザインの登場間近とあって、SNSでは「シルエットは塊感有って良さげだな〜」「これは良いなあ」など期待が高まっている。

新型iX3はBMWが提唱する「ノイエクラッセ」哲学を具現化した初のモデルとなる。注目すべきは第6世代EVシステムに対応した円筒型バッテリーセルの採用で、これによりエネルギー効率と搭載自由度が大幅に向上した。AIが充電地点を認識し自動で開閉する充電フラップや、電力を家庭や電力網に供給できるV2H(車から家)・V2G(車からグリッド)機能も搭載。日常使いから災害時まで、あらゆる場面で活躍するスマートEVに進化した。

「iX3 50 xDrive」では最大800kmという驚異の航続距離を実現。第6世代電動パワートレインは高出力・高効率を両立し、急速充電では最大400kWに対応。わずか10分間で約350kmの航続距離を追加可能だ。双方向充電対応のBMW専用Wallboxは最大19.2kWの入出力を備え、電源としても活用できる。

2023年にコンセプトが発表されて以来、ファンの間で話題となっているのがそのデザインだ。「ノイエクラッセ」シリーズではこれまでのBMW車とは異なるデザイン言語を採用。「クリア、エレガント、タイムレス」をテーマに力強いホイールアーチ、格納されたグリーンハウス、前方に急傾斜した「シャークノーズ」のフロントが特長だ。そのフロントマスクは、BMWのアイコンである「キドニーグリル」とヘッドライトが一体化したような表情で、その名の通り1960年代〜70年代初めのミドルクラスをオマージュしている。

そんな「ノイエクラッセ」第一弾が登場間近ということもありX(旧Twitter)では、「シルエットは塊感有って良さげだな〜」「とうとうノイエ・クラッセこれは良いなあ」などのコメントが上がっている。

また、「先代もよかったので新型気になる!」「日本でも発売されたらiX1から乗り換えたいかも」など、すでに乗り換えを検討しているユーザーもいるようだ。

ノイエクラッセによって誕生する新型iX3は、9月に正式発表、2025年後半より生産を開始。日本への導入は2026年以降と予想されている。

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