トヨタ自動車の米国部門は、スポーツカー『GR86』の2026年モデルに「ユズエディション」を設定すると発表した。日本語の「柚子」を冠した鮮やかな黄色のボディカラーが特徴で、生産台数は限定860台。
ユズエディションは、GR86のプレミアムグレードをベースに開発された。18インチのマットブラックホイールや、車内の随所に黒と黄色のアクセントを配している。内装には黒のウルトラスエードを使用し、イエローのパーフォレーションやステッチが施されている。
性能面では、ブレンボ製ブレーキとザックス製ダンパーを標準装備した。これにより制動力と安定性が向上し、GR86の特徴である軽快な走りが一層際立つ仕様となっている。
2026年モデルのGR86は、通常のGR86、GR86プレミアム、そしてGR86ユズエディションの3グレードで展開される。全グレードに6速マニュアルまたはオートマチックトランスミッションが用意され、2.4リッター4気筒ボクサーエンジンを搭載。最高出力は228hp、最大トルク250Nmを発生する。
GR86の車体は高張力鋼板やアルミニウムを組み合わせて構成され、剛性と軽量化を両立。フロントにはクロスメンバーを採用し、リアにはリング構造を採用することで、優れたハンドリング性能を実現している。
米国トヨタは2025年秋から2026年モデルの販売を開始する予定だ。
