今回が東京オートサロン初出展となるヒョンデは、同社の高性能版を示すNが付くモデルを登場させた。
このNは元々ヒョンデが高性能モデルにつけていた名称で、それが意味するところは「Born in Namyang , Honed at Nürburgring」即ち、Namyang(韓国の地域名)に生まれ、ニュルブルクリンクで磨かれたという意味を持つそうで、この二つのNが合わさったブランド名である。
Nを名乗る上での3本の柱がコーナー・ラスカル(一瞬モナコのラスカスかと思ったが…)、エブリディスポーツカー、そしてレーストラックケーパビリティ―だそうで、コーナリングで楽しく、サーキットに持ち込んでも実力を発揮し、日常的にスポーツカーとして楽しめる。こうしたフィロソフィーは例えばメルセデスベンツのAMGであったり、BMWのMに通じるものであろう。
今回日本に初登場したのはBEVの『アイオニック5 N』と、それをベースにさらに各種パフォーマンスパーツを装備した『アイオニック5 N NPX1』の2車種。後者はプロトタイプとのことで、本格的に日本市場で訴求するのはアイオニック5 Nである。その性能はすさまじく最高出力650ps、0-100km/h加速3.4秒、そして最高速は260km/hに達するという。
一方同時に発表されたアイオニック5 N NPX1はこれがワールドプレミアとなったモデル。Nパフォーマンス・エクスペリメンタル1の頭文字がNPX1である。ヒョンデにしてみたらまさに渾身の一作と言えるモデルで、チューニングEVの将来について日本にユーザーと語り合いたいという願いには本気度が感じられた。
余談ながらヒョンデは今、日本での販売をオンラインのみとし対面では行っていないが、日本再上陸から2年を経てこの辺りにメスを入れる動きが出ているそうだ。
最高出力650ps! ヒョンデ、ハイパフォーマンス版EVの「N」を日本導入…東京オートサロン2024
2024年01月13日(土) 18時30分
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