フィアット・トッポリーノ 新型のディズニー100周年記念モデル《photo by Fiat》

フィアットは11月21日、小型のシティコミューターEV『トッポリーノ』(Fiat Topolino)新型をベースにしたディズニー100周年を祝う特別モデル5台を、イタリアで発表した。

トッポリーノとディズニーの間には、1930年代から始まる長年の関係がある。トッポリーノはミッキーマウスのイタリア名だ。また、オリジナルのトッポリーノは1936年、フィアットが発表した初代『500』の通称だった。初代フィアット500は1936年、世界恐慌に冷え込むイタリア市場に投入された経済車で、当時、世界最小の量産車だった。そのサイズと姿から、「トッポリーノ=小さなネズミ」という名前で呼ばれた。

5台のトッポリーノのうちの4台は、イタリア・トリノのフィアットのデザイン部門「チェントロ・スティーレ」が、ディズニーの創造性にインスピレーションを得てデザインした。残る1台は、ディズニーの漫画家、ジョルジョ・カヴァッツァーノ氏が、ディズニー誕生100周年を記念して、特別なトッポリーノをデザインしている。

チェントロ・スティーレが手がけた4台のトッポリーノは、それぞれに独特の雰囲気を持たせた芸術作品に仕上げている。4台は、歴史、モダンアート、抽象、ストリートという異なる4つのテーマを掲げてデザインされた。

歴史をテーマにしたトッポリーノは、ミッキーマウスが登場する最初の短編映画シリーズとして、1928年に公開された『蒸気船ウィリー』に着想を得ている。モダンアートをテーマにしたトッポリーノは、ミッキーマウスのイニシャル「MM」をあしらったテクスチャーを描き、ポジティブなエネルギーを感じさせることを狙った。

抽象をテーマにしたトッポリーノのカラーリングは、ディズニーの創造性へのオマージュだ。抽象的なグラフィックタッチやシンボルによって、古典的なスタイリングを表現した。視覚的に強いインパクトを与えるだけでなく、エレガントさも感じさせるという。ストリートをテーマにしたトッポリーノは、ミッキーマウスへのオマージュを、都会的なひねりを加えて表現している。

ディズニーの漫画家、ジョルジョ・カヴァッツァーノ氏が手がけたトッポリーノは、ボディの側面を中心に、愛らしいミッキーマウスが所狭しと描かれている。

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