フォルクスワーゲン・パサート・ヴァリアント 新型の「Rライン」《photo by VW》

フォルクスワーゲンは、ミドルクラスワゴン『パサート・ヴァリアント』(Volkswagen Passat Variant)の新型に、スポーティな「Rライン」を設定し、受注を欧州で開始した。

Rラインのフロントは、バンパーが専用デザイン。バンパー開口部はブラックアウトされ、中央にメッシュパターン、両サイドに2本のスリットが入る。リアバンパーの下側も、ブラックのメッシュパターン仕上げで、赤いアクセントを添えた。ルーフとドアミラーカバーは、スポーティなブラック仕上げとした。Rライン専用の18インチアルミホイールを装備した。オプションで19インチが選べる。

インテリアは、「R」のロゴ入りヘッドレスト一体型のスポーツシートやフラットボトムステアリングホイールを装着した。表面に滑り止め加工が施されたアルミ製ペダルも装備されている。「Rライン・シグネチャー」では、ルーフピラートリムとヘッドライナーがダークアートベロアで仕上げられる。ダークアルマイト仕上げのアルミトリムも装備した。オリーブの葉のエキスでなめされた「プーリア」レザーもオプションで選択可能。これは、『トゥアレグ』改良新型でデビューしたアイテムだ。

電子制御サスペンションは、より快適でダイナミックさを追求する。新世代のアダプティブサスペンションコントロール「DCC」に、2バルブショックアブソーバーを備えた「DCC Pro」がオプション設定される。このシステムは、ステアリング操作、ブレーキ操作、加速操作などのパラメーターを考慮しながら、路面や走行状況に反応する。理想的なダンピングをホイールごとに計算し、ショックアブソーバーを0.1秒単位で調整する。ドライバーは、好みに合わせてDCCを調整することができる。また、キャンバー剛性の向上と4リンクリアアクスルの横方向ステアリングの強化、新しい電気機械式ステアリングセットアップ、アンチロールバーとショックアブソーバーの変更、さまざまなホイールへの対応など、数多くの対策が、走行性能を向上させている。

さらに、最新の『ゴルフGTI』に採用したビークルダイナミクスマネージャーを標準装備しているのも、新型の特長になる。このシステムは、電子制御ディファレンシャルロック(XDS)の機能と、DCC Proシステムの制御ショックアブソーバーのラテラル・ダイナミクス・コンポーネントを制御する。ビークルダイナミクスマネージャーのおかげで、ホイールに応じたブレーキ介入とショックアブソーバーの硬さのホイール選択的調整により、ハンドリングはよりニュートラルで安定し、俊敏かつ正確になる、としている。

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