ポルシェ ボクスター EV プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

現在、開発半ばと見られるポルシェの電動オープンスポーツ『718ボクスターEV』(仮称)市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。2025年にもリリースされるとみられるポルシェの新型BEV(バッテリー式EV)、その完成度とは。

◆2+2の噂は消えた? 2モーターのAWDも登場か
キャッチしたプロトタイプ車両のフロントエンドには、初めて量産型の4ポイントLEDデイタイムランニングライト(DRL)が装着され、リアエンドでは量産型のスリムなラップアラウンドテールライトの一部が露出した。DRLは、最大600m(1970フィート)まで光線を照射することができる、同社の新しいマトリックスLEDランプユニットが装備されている可能性がある。

テールライトは、9月29日に初公開されたばかりの「GT3 R rennsport」に似たユニットが予想される。かなりカモフラージュが削ぎ落とされた状態だが、ダミーのエキゾーストパイプを装備するなど、新旧ボディパーツを組み合わせておりまだ開発中盤と言えそうだ。

しかしながら、フロントトランクと後部ナンバープレートの上には充電ポートも完備しており、BEVバージョンであることははっきりと確認できる。側面では、ドア後部に若干の隙間が確認できるが、最終的にサイドインテークを備えるかは不明だ。

インテリアは、デュアルスクリーンと静電容量式タッチコントロールを備えた、全く新しいものとなる。2シーターから2+2レイアウトに変更されるという噂もあったが、その実現可能性はかなり低いこともわかった。

718ボクスターEVは、2024年登場の『マカンEV』と同じくEV専用の「PPE」(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)を採用する。基本的にはリアアクスルにシングルモーターを搭載するRWD(後輪駆動)だが、より強力なデュアルモーターによるAWD(全輪駆動)の登場も噂されている。最新のレポートによると、RWDとAWDの両方で異なるバッテリー容量を備えたモデルが提供される可能性があるという。

また研究開発責任者のマイケル・シュタイナー氏は、BEVの登場が必ずしもすぐにICEの終焉を意味するわけではないと示唆しており、ガソリン車のマカンが次世代のフルエレクトリックモデルと並行して数年間販売されるのと同じように、ボクスターもICEモデルと併売されるだろうと語っている。

ポルシェは2024年にマカンEV、2025年に718ボクスターEV/ケイマンEVをリリースする計画で、その後2020年代後半には、次世代カイエンと、同ブランド最大の新型SUV(どちらもBEVのみ)を投入する予定となっている。

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