リンエイのバカンチェスは1人旅に特化した軽キャンパー《写真撮影 南部武寛》

名古屋キャンピングカーフェア2023でも、軽キャンピングカーは依然として人気だった。展示車両をグルっと囲んで、出展者と来場者が商談する光景も多くのブースで見られた。ここではディーラーから、カスタムショップまでが手掛けた多種多様な軽キャンパーを紹介しよう。


◆冷蔵庫や電子レンジも手を伸ばせばすぐ届く! :リンエイ マイクロバカンチェス
最初に紹介したいのが埼玉、岐阜、大阪にショップを構える「リンエイ」が手掛けたバンコンの『マイクロバカンチェス』。「ひとり旅に特化」と、わかりやすくコンセプトを打ち出す。ベッドから手の届く近さに冷蔵庫、電子レンジなどを配置。100Wソーラーシステム、走行充電式サブバッテリーシステム、2000Wインバーター、100V省エネ型電子レンジ、40L冷凍冷蔵庫、リヤ大型TV(DVD内蔵)を標準装備しながら低価格を実現している。後発として、家具の配置を変えて2人就寝を可能にした「ふたり旅」もラインナップに加わっている。

◆気分は山小屋の室内!? :三島ダイハツ クオッカ
静岡県のダイハツ車のディーラー「三島ダイハツ」はご当地・静岡県産「富士ひのき」を使用した軽キャンパー『クオッカ』を展示。後席に座れば無垢のひのきに囲まれて、ほんのり清々しい香り。山小屋で過ごしているかのようだ。無垢のひのきで作るトランスフォーメーションボックスと名付けた木製ボックスは、自由に配置が可能。レイアウトを多彩にアレンジできる。

◆荷物置きに使える。後部ロフトベッドを標準装備!:スマイルファクトリー オフタイムトラベラー3
島根県にあるキャンピングカー専門店「スマイルファクトリー」が手掛ける、オリジナルキャンパー『オフタイムトラベラー』シリーズ。オフタイムトラベラー3は後部にロフトベッドを標準装備していて、就寝時の荷物置きとして便利だ。さらに1段目のマットを上げて2段ベッドとして使ったり、マットをオプションで追加すれば、スズキ『エブリイ』がベースながら最大4人就寝ができ、家族での利用が可能。被災時の一時避難用にも活用できる。

◆軽キャンを超えた豪華装備に感動! :東和モータース クライン108 ALLE
スズキ・エブリイをベースに、東和モータースが架装したオリジナル軽キャンパー。ドイツ語でALLE(すべて)を備えたという車名を冠するだけあり、大容量サブバッテリー、床下と上部の収納庫、換気用小型ファンと、かゆい所に手が届く充実装備を誇る。軽でも、豪華装備は譲れないというユーザーは必見だ。

後席から手の届く範囲に家具を設置《写真撮影 南部武寛》 写真のクオッカは外装色をオプションで変更したもの《写真撮影 南部武寛》 (参考画像)三島ダイハツ クオッカ(ジャパンキャンピングカーショー2023)《写真撮影 土田康弘》 ひのき材のボックスがテーブルやベッドに早変わり《写真撮影 南部武寛》 (参考画像)三島ダイハツ クオッカ(ジャパンキャンピングカーショー2023)《写真撮影 土田康弘》 隅々まで富士ひのきを使う車内空間《写真撮影 南部武寛》 スマイルファクトリーのオフタイムトラベラー3《写真撮影 南部武寛》 標準装備のロフトベッドは、アレンジすればテーブルにも使える《写真撮影 南部武寛》 豪華装備がウリの東和モータースのクライン108 ALLE《写真撮影 南部武寛》 走行充電ができる105Aのサブバッテリーを搭載《写真撮影 南部武寛》 (参考画像)東和モータース「クライン108アレー」の室内(大阪キャンピングカーフェア2022)《写真 廣井誠》 (参考画像)標準装備の冷蔵冷凍庫(大阪キャンピングカーフェア2022)《写真 廣井誠》 (参考画像)15.6インチモニターも標準装備(大阪キャンピングカーフェア2022)《写真 廣井誠》 (参考画像)リアゲート付近に設けた引き出し式テーブル(大阪キャンピングカーフェア2022)《写真 廣井誠》