アバルト 695トリブート131ラリー《写真撮影 南陽一浩》

11月6日に開催された「アバルト・デイ2022」で初披露となった限定車、アバルト『695トリブート131ラリー』。2023年の発売に先駆けて特別展示された実車を、20枚の写真とともに紹介する。

695トリブート131ラリーはその名の通り、かつて1970年代末から80年代初頭にかけてWRCで3度のコンストラクターズ・タイトルをもたらしたフィアット「131ラリー」をオマージュしたモデル。131ラリーは、ベースのフィアット『131』をアバルトがチューニングし、凶暴なラリーマシンとして仕上げた伝説の1台だ。

直4の1.4リットルターボで最高出力180ps、最大トルク240Nm、5速MTという仕様は従来の695トリブートに準ずるもの。これをベースに特別装備が追加されている。外観ではインタークーラー冷却用エアインテーク付のフロントバンパー、ブラック仕上げのリップスポイラー、ブラック仕上げのサイドスカート、専用ストライプ、17インチ 10スポークのアルミホイール、ブラック仕上げのブレーキキャリパー、さらにアジャスタブルスポイラーを装備。

内装では、ヘッドレスト一体型のSabelt製専用スポーツシートを装着している。外装色と同じくブラックとブルーでまとめられた室内はスポーティかつ高級感ただよう。またシートとドアのサイドストライプには、131ラリーのシルエットが象られており、アバルトファンにはたまらないポイントとなっているに違いない。

正確な発売日や価格は未発表。右/左ハンドルそれぞれ100台づつ計200台の導入が予定されている。

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