BMWは現在、主力『5シリーズ』のフルエレクトリックバージョン(BEV)となる『i5』を開発中だが、そのエントリーグレードと思われる車両のプロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。
トランスポーターから降ろされている所を撮影したプロトタイプは、一見これまでよりカモフラージュ重いように見えるが、シルバーのカバーの下は生産ボディだ。ドライバー側のドア周りは露出しており、ドア下部の「アップスロープ」キャラクターラインも確認できる。またサイドミラーやピラーなどは現行型5シリーズに似ていることもわかる。
注目はフロントウィンドウにテープで留められた出荷書類だ。ウィンドウ中央下部に貼られた書類を拡大すると「I5 40」と明記されていることから、これがエントリーモデルであることが予想される。
キャビン内には、12.3インチのドライバーディスプレイと14.9インチのインフォテイメントシステム用のデジタルスクリーンのペアを装備。そのレイアウトはフラッグシップEVセダン『i7』と非常に似ている。ディスプレイはダッシュボード最前面に配置され、ドライバーの利便性・視認性を高めるためにわずかにカーブしているほか、センターコンソールのコントロールもi7のレイアウトに似ていることがわかる。
i5は、次世代5シリーズと共通の「CLAR」プラットフォームを採用。市販型では、70kWhから100kWhの範囲のバッテリーパックを備えるシングルモーター+後輪駆動、及びデュアルモーター+全輪駆動のバリエーションがラインアップが予想されている。エントリーモデルの「i5 40」では、シングルモーターを採用、最高出力400〜450ps程度に設定されると思われる。
i5のワールドプレミアは2023年と予想されていたが、最新情報では2022年内もあり得るという。
BMWの新型電動セダン『i5』、エントリーモデルの車名が意外なところから判明?
2022年10月04日(火) 08時00分
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