「ルノー5(サンク)が『R5』として50年ぶりに復活する。写真は開発中のプロトタイプ《APOLLO NEWS SERVICE》

ルノーは2021年1月、コンセプトカーの『5(サンク)プロトタイプ』を公開したが、いよいよ正式に市販化に向けた動きが本格化している。開発中のプロトタイプ車両を、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。

ルノー5は、1972年に発売されたコンパクトハッチバックで、『4(キャトル)』の後継モデルとして登場した。日本市場には1976年から導入され「ルノーサンク」として親しまれた。「5プロトタイプ」の発表で、「50年ぶりにサンクが蘇る」としてファンを賑わせたが、いよいよ市販モデルの詳細が見えてきた。

捉えたプロトタイプは、『クリオ(日本名:ルーテシア)』のボディを纏っており、そのディティールは不明だ。唯一のヒントは、鋲で留められたフェンダーアーチで、幅の広いトレッドが予想される。またフロントグリルの横には大きな充電ポートを配置しており、その下にはバッテリーを収容する厚いフロアが見える。

コンセプトでは、旧ルノー5を思わせるブロック状のスタイリング、誇張されたフェンダー、そしてスポーティーな外観を備えたレトロ風の外観を特徴としていたが、どこまで反映されるか注目だ。

新型は「R5」として2025年の発売が決定しているが、その詳細は明かされていない。しかし、「CMB-BEV」プラットフォームを日産『マイクラ』の次期型と共有し、兄弟モデルになることが予想されている。同じくルノーのフルエレクトリックモデル(BEV)である『Zoe E-Tech』に置き換わる可能性もありそうだ。

また、ルノースポールに代わるパフォーマンスブランド「アルピーヌ」からもルノー5のホットバージョンが登場すると噂されている。1モーターで前輪を駆動し、最高出力204ps(160kW)を発揮すると言われる。

ルノーファンだけでなく、往年のホットハッチファンにも見逃せないモデルとなりそうだ。

コンセプトカーのルノー5(サンク)プロトタイプ《photo by Renault》 オリジナルのルノー5とルノー5 プロトタイプ《photo by Renault》 ルノー『R5』プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 ルノー『R5』プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 ルノー『R5』プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 ルノー『R5』プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 ルノー『R5』プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 ルノー『R5』プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 ルノー『R5』プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 ルノー『R5』プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 ルノー『R5』プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 ルノー『R5』プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 ルノー『R5』プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 ルノー『R5』プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 ルノー『R5』プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 ルノー『R5』プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》