VW ゴルフR 20th アニバーサリー・エディション(北米仕様)《photo by VW》

フォルクスワーゲン(Volkswagen)は9月1日、『ゴルフR』のデビュー20周年記念車を、「ゴルフR 20thアニバーサリー・エディション」として、北米市場に今秋、1800台限定で導入すると発表した。

◆欧州仕様にない6速MTも設定
同車は欧州市場向けには、「ゴルフR 20イヤーズ」として発表済み。北米向けのゴルフR 20thアニバーサリー・エディションでは、「EA888型」直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンが、最大出力315hpを発生する。

トランスミッションは、7速デュアルクラッチの「DSG」を組み合わせた。北米市場向けには、欧州仕様にない6速MTも設定されている。

フォルクスワーゲンの量産車で初めて、ダッシュパネルとドアトリムに、カーボンファイバー製パネルを装着する。マルチファンクションスポーツステアリングホイールには、ブルーのRロゴを添えた。ブルーのRロゴは、車両のキーカバーにも配されている。

◆20周年記念モデルらしい演出
19インチのアルミホイール「エストリル」は、グロスブラックで仕上げられる。235/35R19サイズのパフォーマンスタイヤを組み合わせた。ドアロックを解除すると、足元に「20R」の文字が投影されるなど、20周年記念モデルらしい演出が施されている。

ボディカラーは、ラピスブルーメタリック、ディープブラックパール、ピュアホワイトの3色だ。ドアミラーカバーは、ボディカラーがピュアホワイトとディープブラックパールの場合、ラピスブルーで仕上げられる。ボディカラーが、ラピスブルーメタリックの場合、ドアミラーカバーはグロスブラックとなる。

フロントとリアのバンパーとフロントフェンダーの「R」ロゴは、ブルーで仕上げられた。20周年記念エンブレムが、Bピラーにあしらわれている。

◆「Rパフォーマンス・トルク・ベクタリング」を備えた最新4MOTION
「Rパフォーマンス・トルク・ベクタリング」を備えた最新の4MOTIONを採用した。最新の4MOTIONシステムは、エンジンの出力を4つの駆動輪に配分する新しいコントロール機能を持つ。2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンの駆動力を、フロントアクスルとリアアクスルの間だけでなく、後輪の左右の間でも可変配分できるようになった。これにより、とくにコーナリング時の敏捷性を大幅に向上させているという。

2つのマルチプレートクラッチを備えたリアディファレンシャルを採用しており、リアトルクの最大100%を左右の後輪に分配することができる。このシステムは、速度やパワー、ヨーなどに基づいて、車輪間で動力を配分する。コーナーでは、システムは数ミリ秒でカーブの外側のホイールにより多くのパワーを振り向けることができるという。

新しい4WDシステムは、「ビークル・ダイナミクス・マネージャー」を介して、電子ディファレンシャルロックの「XDS」や、アダプティブシャシーコントロールの「DCC」などと緊密に連携する。ビークル・ダイナミクス・マネージャーは、新しいドライビングダイナミクスシステムだ。XDS機能と調整式ダンパーの横方向の入力の両方を制御することで、快適性重視の設定と、スポーティな乗り心地重視の設定までの幅が大きく広がり、その結果、動力特性が大幅に強化された。これにより、高い精度で最適なトラクション特性とニュートラルなハンドリングを追求している。

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