VW ティグアン 次期型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

VWのコンパクト・クロスオーバーSUV『ティグアン』は、2024年のフルモデルチェンジに向け開発が進められている。その次期型プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。注目は電気自動車(BEV)の登場だろう。

初代ティグアンは2008年に登場。2011年の大幅改良を経て、2016年に現行型となる第2世代へバトンタッチ。2020年には「eHyrid」の追加など大幅改良がなされた。そして、いよいよ3代目へと世代交代となる。

今年4月に目撃されたプロトタイプ車両は、「ティグアン オールスペース」のテストミュールだったが、今回アルプスで捉えたプロトタイプは、現行の標準モデルにいくつかの改良を加えたものだ。エクステリアの明らかな変更点は完全に密封されたフロントグリルだ。エキゾーストパイプも見当たらないことからBEVだと思われる。

さらにフロントバンパーを見ると、ランボルギーニ『ウルス』を彷彿させるアグレッシブなエアロコンポーネントが装着されている。サイドスカートも同様だ。市販型では、ボディの両サイドをつなぐLEDヘッドライトや、丸みを帯びたシルエットなど、おそらく「ID」ファミリーとの共通性も感じられるデザインとなるだろう。

キャビン内には、フルデジタル化されたコックピットと高度なヘッドアップディスプレイを搭載。VWグループの最新ADASと安全機能など大きな進化が見込まれている。

プラットフォームはEV向けの「MEB」ではなく、「MQB Evo」の進化系を採用することで多彩なパワートレインに対応すると見られる。エントリーレベルにマイルドハイブリッドのパワートレインを搭載。主力モデルにプラグインハイブリッドを配置し、上位モデルにフルエレクトリックモデルがラインアップされると予想される。

ティグアン次期型のデビューは2024年内とみられ、ロングホイールベースの「オールスペース」と合わせ2つボディタイプを用意する。

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